2011年5月15日日曜日

吹出し付きのスクリーンキャプチャを効率よく取得する方法

WEBシステム開発の現場では、仕様を伝えたり、バグの連絡をするために

  • スクリーンキャプチャを取得
  • スクリーンキャプチャに吹出しを追加
  • メールで送信(BTSに登録)
といった作業をする機会が多いと思います。

身の回りでは、Excelに貼りつけて、Excelファイルで送付されるケースが多いようです。

メールの添付の場合にはそれほど困らないのですが、バグトラッキングシステムに添付された場合、ブラウザからダウンロードしてExcelを開くというのは面倒です。画像ファイルでとして添付していれば、リンクをクリック→ブラウザで表示することができます。

そこで、スクリーンキャプチャを取得し、コメントを追加した上で、画像で保存するという一連の作業を効率化する方法を考えます。

アイデア1:Fireshotを使用する

IE、Firefox、Chromeなどさまざまなブラウザで画像キャプチャを取得することができる。Fireshotというプラグインがあります。このプラグインを使用すると、スクリーンキャプチャだけでなく、エディタ機能で吹出しやコメントを追記することが可能です。
機能としては問題ないのですが、日本語の入力がうまくできないという致命的な欠点があります(日本語テキストを貼り付けることは可能ですが)

Fireshot

ページ全体をキャプチャできるFirefoxのアドオン「FireShot」

アイデア2:キャプチャツール⇒Excelで吹出し⇒キャプチャを自動画像保存

要件をまるっと満たすツールを見つけられなかったので、複数のツールを組み合わせる方法です。ほかのツールでも良いと思いますが、ここではキャプチャツールとして「CaptureSTAFF」、吹出しの追記には「Excel」、クリップボードの画像に「KoClip」を使用します。

まず、「CaptureSTAFF」を起動させておきます。これで、ショートカットキーでのキャプチャ取得ができるようになります。そのうえで、以下の手順で画像保存することができます。
  1. スクリーンキャプチャを取得しクリップボードにコピー
    (Shift+Ctrl+F1で矩形キャプチャ、Shift+Ctrl+F2でウィンドウキャプチャ)
  2. Excelに貼りつけて、オートシェイプを追記
  3. KoClipを起動(これでクリップボードの画像の自動保存が開始)
  4. オートシェイプを追記したExcelをスクリーンキャプチャを取得しクリップボードにコピー(Shift+Ctrl+F1)

  5. KoClipがクリップボードの画像を自動保存

    ↓このような画像が自動保存されます
KoClipの設定で、ファイル名を指定することができるので、エビデンスの取得ルールなどが決まっている場合には予め設定しておくとよいでしょう。たとえば「Mantis-00001.png」のような連番で保存することができます。

大量にある場合には、予め「Excelで吹出し」の作業までまとめて実施しておいて、最後にKoClipを起動して一気に保存するのが効率的かもしれません。

KoClip

CaptureStaff


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